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作成日:
2012.07.26

Excelで捺印した印影を印刷すると、小さく印刷される

SB1202484

この文書では、Microsoft Excelで、捺印した印影を印刷すると実際よりも小さく印刷される現象について説明しています。

現象
Microsoft Excelで、捺印した印影を印刷すると実際よりも小さく印刷されます。
原因
Microsoft Excelで捺印されてた印影オブジェクトは、その[原型サイズ]情報をもっており、[原型サイズ]には実際の印影サイズが正しく保持されています。しかし、印刷時には、[原型サイズ]に近いサイズで印刷されるようExcelが内部的にサイズ計算をしており、この段階で[原型サイズ]とは異なるサイズになります。そのため、実際のサイズよりも小さく印刷されます。
なお、この現象は印影オブジェクト以外のオブジェクトでも発生します。


印影の実際のサイズが正しいかどうかは、以下の方法で確認できます。
  1. シートに、[捺印後に文書を保護する]を無効にして捺印します。
  2. 捺印したシートに、オートシェイプの「四角形」を挿入します。
  3. 挿入した「四角形」書式設定で、の塗りつぶしを無効にし、枠線を表示するようにします。
  4. 挿入した「四角形」のサイズを、実際の印影のサイズに変更します。
    • 氏名印9の場合:縦横 9.5㎜
    • 氏名印11の場合:縦横 11㎜
    • 日付印12の場合:縦横 12.5㎜
    • 日付印15の場合:縦横 15.5㎜
    • カスタムの場合:実際の印影のサイズ
    ※電子印鑑パックの販売時期によっては、0.5㎜小さいものがあります。

  5. サイズ設定を変更した「四角形」と印影を重ね、大きさを確認します。 「四角形」と印影が同じ大きさであれば、印影自体は正しいサイズ情報を持っています。
なお、このシートを印刷すると、「四角形」も印影と同様に実際のサイズとは異なるサイズで印刷されます。
回避方法
Excelの仕様であるため、回避方法はありません。

なお、縮小印刷・拡大印刷の設定が有効になっており、実際のサイズとは異なるサイズで印刷されていることがありますので、印刷時の縮小・拡大が有効になっていないか確認してください。