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作成日:
2009.09.07

Excelの別シート内のセル値を参照する式が追加されたセルに捺印を行った場合に、参照先のシートに移動してしまう現象について

SB0902185

この文書は、オートプロテクトエクセル捺印ツールの捺印操作で、捺印する場所の指定を行う際にシート内のクリックを行ったセルに別のシートを参照する式が追加されている場合に、捺印が行われず式の参照先シートに移動してしまう現象について説明されています。

内容
編集中のワークシート内のセルに別のシートを参照する式が追加されているしているような場合に、オートプロテクトエクセル捺印ツールの捺印操作時にマウスで捺印を行う操作で該当するセル上をクリックしても捺印操作が開始されず、式が参照しているシートに移動してしまう現象が確認されました。
操作手順
次の手順で現象を再現することができます。
  1. ワークシート[Sheet1]、ワークシート[Sheet2]の名前を持つ2つのシートを追加したMicrosoft Excelワークブックを作成します。
  2. ワークシート[Sheet1]の"A1"セルを編集状態にしてキーボードから"=T(Sheet2!A1)"と入力します。
  3. キーボードから[Enter]キーを1回入力します。
  4. セルに式が追加されます。
  5. ワークシート[Sheet2]に移動します。
  6. セル"A1"に適当な文字列を入力します。
  7. ワークシート[Sheet1]に移動します。
  8. 式を追加したセルにワークシート[Sheet2]で入力した文字列が表示されます。(式が正常に動作していることを確認します)
  9. オートプロテクトエクセル捺印ツールの捺印操作を行い、セル"A1"内でマウスの右ボタンを1回クリックします。
  10. 捺印がされず、ワークシート[Sheet2]が表示されます。
回避方法
以下の方法で現象を回避することができます。
  1. 可能であれば、参照先のシートを非表示シートに設定する。
  2. オートプロテクトエクセル捺印ツールのアプリケーション設定で [選択されているセルに直接捺印する設定を有効にする]項目を有効にする。
  3. 捺印操作時にセル内の式を動作させないようにセル上に別のオブジェクト を追加する。
また、この現象はパソコン決裁6 サービスリリース2または更新プログラムからで修正されています。