この文章は、Windowsのパスワードポリシーのパスワードの有効期間が設定された環境でDocGear Cabinetの添付ファイルのアップロードに失敗する現象について説明されています。

• DocGear Cabinet

現象

Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2でDocGear Cabinet Ver.2.0が稼動しており、Windowsのドメインまたはローカルのパスワードポリシーのパスワードの有効期間が"無期限"以外で設定された環境にて、添付ファイルのアップロードを行うと「***のアップロードに失敗しました。」または「ファイルのアップロードができません。ファイルが使用中である場合があります。ファイルを確認してください。何度もエラーが発生する場合は、管理者に連絡してください。」というメッセージが表示され、ファイルのアップロードに失敗することがあります。

回避方法

次の手順でDocGear Cabinetが稼動しているサーバの設定を変更することで回避されます。

1. DocGear Cabinetが稼動しているサーバに管理者でログインします。
2. [スタート]メニューから[管理ツール｜コンピューターの管理]を選択します。
3. 表示されたツリーを[システムツール｜ローカルユーザーとグループ｜ユーザー]の順に展開します。
4. [docgearcb]ユーザーを選択し、右クリックで表示されるメニューから[プロパティ]を選択します。
5. [全般]タブの[ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要]チェックボックスにチェックが入っている場合は、チェックを外します。
6. [パスワードを無期限にする]チェックボックスにチェックを入れます。
7. [OK]ボタンをクリックします。
8. [コンピューターの管理]画面を閉じます。