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技術情報
作成日:
2019.02.19

【パソコン決裁7】Wordで捺印した印影の位置がずれて表示される件について

SB1902935

この文書は、Microsoft Wordで捺印した印影が他のコンピュータで閲覧した際に印影の位置がずれて表示される件について説明されています。

現象
Wordで表の上に捺印した文書を他のコンピュータの異なるWordのバージョンで開いた際に印影の位置がずれて表示されることがあります。この現象はWordの仕様が変更となったことにより発生しておりパソコン決裁では対応できません。
再現手順
【例1】
  1. Word2010以前で文書を新規作成し、表の上に捺印後、文書を保存します。
  2. Word2013以降で文書を開き、名前を付けて保存にて[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]にチェックを入れず保存します。
  3. 印影がずれて表示されます。
【例2】
  1. Word2013以降で文書を新規作成し、表の上に捺印後、文書を保存します。
  2. Word2010以前で文書を開きます。
  3. 印影がずれて表示されます。
回避方法
【Wordのバージョンを合わせる】
使用するWordのバージョンを他のコンピュータと合わせてください。※Wordのバージョンを合わせた状態で捺印した印影の位置はずれません。

【Word2010以前で作成・保存された文書の場合】
Word2013以降で名前を付けて保存する際は、[以前のバージョンのWordとの互換性を保持する]にチェックをいれて保存してください。

【Word2013以降で作成・保存された文書の場合】
Word2010以前で文書を開くと印影がずれます。Word2010ではWord2013移行のフォーマット形式に対応できないことが原因です。その場合の回避方法はございません。
また、文書保護が掛かっている場合は対処方法はありません。
保護が掛かっていない場合は、印影を表の正しい位置に配置し、印影の上で右クリックし、[オブジェクトの書式設定]-[レイアウト]タブ-[詳細設定]ボタンをクリックし、[表のセル内に配置する]にチェックを入れます。
また上記で解決しない場合は、表のレイアウトに依存している可能性があります。表外に捺印後、[アンカーを段落に固定する]にチェックを入れてから表内に印影をドラッグしてください。